福田市政のほころび?
センター評議委員会で「不承認」
川崎市は日進町にある「『川崎・横浜公害保健センター』(以下公害保健センター)の廃止」の方針を議会に提案しました。
それを受けて一月八日に「公害保健センター」の第一八回評議委員会で議論された結果、評議委員の方々からは、「当事者である患者会が納得していないなかで廃止の結論を急ぐのはいかがなものか。患者会の方とよく話しあいをして、双方が納得のいく結論を出して」欲しいとの意見が出されました。その後、挙手による賛否が問われ、「不承認」となりました。
川崎市が提案し、評議委員会で「不承認」となるのは異例のことです。如何に川崎市の公害保健センター廃止提案が、乱暴であるかを物語っているのではないでしょうか。福田市政のほころびなのでしょうか?
市民と行政が公害問題解決に全力!
公害保健センターが設立されたきっかけは伊藤三郎元市長(当時)が「公害健康被害者の方々への具体的な施策といたしましては、昭和46年に確立しました『公害患者への総合対策』を基本にすえ、療養生活補助制度による医療救済、健康影響調査、過去にも及んだ被害補償、健康回復のための保健指導、そして公害保健センターの設置などを実施」(「公害被害者対策10年の歩みーよりよい環境と健康の回復を求めてー」はじめにより)と被害者の健康管理と回復、そして市民の健康と福祉の増進を積極的に推進していくこと、二度と人災である公害問題を発生させないとする確固たる決意をもち、被害者と市民の声を受け止めて、ともに大気汚染問題の解決に取組んだのです。
市民が主人公の市政に!
伊藤元市長に象徴されるように川崎市政には、市民の声を聞き、市民が主人公の市政運営がおこなわれていた時代があるのです。いまの福田市政は、市民の声を聞かず、市民をいじめる市政運営をしているように感じるのは私たちだけでしょうか。
皆さんはどう思われるでしょうか。