川崎公害病患者と家族の会―増え続けるぜん息患者と新たな救済制度へ―

福祉切り捨ての市長はごめんです!

福祉切り捨ての市長はごめんです!

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「最幸のまち」=市民福祉、生活の切り捨て!

 第三期福田市長が誕生して三年が過ぎようとしています。
 福田市長の選挙公約は「最幸のまち かわさき」がスローガンとして掲げられていました。市長に当選すると第三期行財政改革を発表し、市民に直結した福祉、医療制度を次から次へと廃止してきました。
 ぜん息患者への医療費助成が打ち切られました。この時は、廃止の対象にあがっていなかった「小児ぜん息患者医療費支給条例」が突然、医療審議会の中で臨時に推薦した「アレルギー母の会」の代表の提案で廃止の検討が進められました。
 廃止に関する重要な問題が、当事者には何も知らされず、また当事者からの話し合いの申し入れも拒否し、秘密裏に進められたことが市政運営の透明性を欠く重大な誤りを引き起こしたのです。

「議会質問」~「検討する」~「廃止」へ

 福田市長の市政運営の特徴は、市民の目に届かないところで、市民に直結する重要事項が決まってしまうことです。
 議会の中でひとりの議員が質問し、川崎市が「検討します」と回答。
 その後は、担当部局が廃止等に向けた具体的な段取りを進めるという手法です。福田市長の市政運営は「市民には知らせず」、「市民の声は聴かず」、「市民の苦しみには目を背ける」と言うものです。

市民の宝を奪う!

 第三期の福田市政が進めているのは、市民が粘り強く築き上げてきた川崎の宝を、ひとつ一つ「廃止」「改悪」しているのです。
 かつて、川崎市は激甚な大気汚染にみまわれ市民のいのちが奪われ、健康が損なわれました。このままでは殺されると被害者を先頭に市民が立ち上がり、公害の根絶をめざし「白い雲と青い空」を合言葉に公害を克服してきました。そして、市民の健康と生活を取り戻す全国に先駆けた制度を実現してきました。福田市長は大鉈を振るい、市民から権利を奪っているのです。許してはなりません。